3年の月日を経て「不死蝶」公演無事に終了 | ミステリー専門劇団回路R ~ 回路R人のブログ

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回路Rは、ミステリー、サスペンス作品を芝居と朗読で製作している劇団です。
メンバーの活動や、稽古日誌、公演後記などを綴っています。
2023年10月より金田一耕助シリーズ「不死蝶」にて、有観客での舞台公演も再開いたしました。

ずっと眠っていたブログ、久しぶりに書いてみようと思います。

ということで
どうも!団長です。

今年の回路Rは、4月に朗読劇「扉の影の女」のWEB配信。
そして10月に約4年ぶりの有観客公演であり、コロナで延期になっていた「不死蝶」3年ぶりの復活公演でした。

長かったですねぇ…

ホントに長かった。


コロナ禍での活動を、WEB配信だけに絞って活動することを選択したわけですが、これにはかなりの葛藤がありました。


エンタメの火を消してはいけない。

それをどう受け止めて、何を選択する事がコロナ禍において正しいことなのか、多くの劇団がぶつかった壁だと思います。


公演を行わない事で、演者だけでなく公演を支えてくれていたスタッフの方々も場がなくなる…

そうはわかっていても、やはり絶対に公演中にクラスタを発生させないという保証はない。


そんな中で、とにかく「劇団としての活動を止めることだけはしない」という事で選択したのがWEB配信でした。

勝手もわからず、果たして自分たちでちゃんとLIVE配信が出来るのか?カメラはどうする?誰がやる?音は?照明は?そして何よりも場所は?


不死蝶公演キャンセルの赤字がある以上、赤字を出す事は出来ないよ?配信を見てくれるお客様はいるのか?


などなど…いっぱいある条件をひとつずつクリアして、探して検討して、やっと見つけたあさがやドラムさんで行った昨年の「本陣殺人事件」と今年4月の「扉の影の女」でした。


このWEB配信があったからこそ、回路Rの存在を知ってくださった方が増え、今回の有観客公演に繋がったのだと思います。


正直予算的な事で考えるとお芝居公演はかなり難しく、クラウドファンディングやってみる?なんて事も考えましたが、今の知名度じゃ無理でしょうという事で断念(笑)


また、本番直前に演者が感染した場合のリスクも考え、芝居公演から朗読劇に形は変えましたが、演劇としての朗読ではなく、エンタメとしての朗読劇でありたい。


その思いの丈を詰め込んだ「不死蝶」に仕上がったのではないかと思います。手前味噌ですが…それでも「うんうん」と首を縦に振ってくださる方がたくさんいらっしゃる事、今回実感しています。


コロナ禍以前から応援してくださっていたお客様、WEB配信をきっかけに回路Rの応援をしてくださっているお客様、皆さまのおかげで無事に終えることが出来た「不死蝶」公演です。


そして観に来てくださった方から、またお芝居も観たい!という声も沢山頂戴しました。


お芝居公演、色々な環境が整う時が来たらいつか復活したいと思います。


それまで今しばらく時間がかかるかもですが、変わらず応援していただけると幸いです!

本当にありがとうございました!





〜公演裏話へ続く〜