廃園の鬼 ウラ話② | ミステリー専門劇団回路R ~ 回路R人のブログ

ミステリー専門劇団回路R ~ 回路R人のブログ

回路Rは、ミステリー、サスペンス作品を芝居と朗読で製作している劇団です。
メンバーの活動や、稽古日誌、公演後記などを綴っています。
2023年10月より金田一耕助シリーズ「不死蝶」にて、有観客での舞台公演も再開いたしました。

どうも!

本日も筋肉痛継続中の団長です(笑)

という事で、2月11日より稽古開始。
それに先駆け、配役の発表。

今回は女性役も少なく、どうしても男性メイン。
せっかくある女性役もセリフは少ない。

さてどうするか…

森本副団長的には、当初団長が地語り、森本が橘署長の案も考えていたようですが、やはり作品は違うとは言え、金田一ファンの皆さんの頭の中には署長のイメージがすでにある。

そう考えた時に、いっそのこと全くかけ離れた女性がやった方がいいだろうという森本の判断で、団長が橘署長、副団長が地語りという配役に落ち着きました。

橘署長…

かなりプレッシャーではありましたが、地の文を読むのは、物語を進めて行かねばならず、セリフを読む以上に難しい。

しかも今回の作品は1時間半。そして横溝作品という事もあり、説得力のある森本の読みで進めて欲しかったので、団長もここは覚悟を決めるしかない。

さて、そうなってくると加寿子と、佐竹恵子の女性役。

加寿子に至っては本当に一言だけのセリフでしたが、団員である団長とミハル団員は女性としては声が低め、周りも男性ばかりで全体的にトーンが低めなので、どうしても華やかな通る女性らしい声が欲しかった。

そこで、急遽大野陽子ちゃんに、

「セリフビックリするくらい少ないんだけど、朗読手伝ってくれないかしら?」

と連絡したところ、快く引き受けてくれたので、これで全ての配役が揃いました。

本当は稽古を開始した当初、加納役も森本が担当していたのですが、女性のセリフがやはり少ない。
そこで、更に大野ちゃんなら声色も変えられるしとの事で、加納役も大野ちゃん担当という事に落ち着きました。

加寿子はたった一言ですが、大野ちゃんの声が入った事で、更に加寿子という人物像が明確になったと思います。

そして、恵子と加納。
全て見事に使い分け、朗読全体を盛り上げてくれた大野ちゃん。

観に来て下さったお客様から、MVP賞をいただいてました(≧∇≦)

大野ちゃんに頼んで良かった(^^)