【切り込み隊長です】D倉庫で金田一耕助の舞台を観てきました!! | ミステリー専門劇団回路R ~ 回路R人のブログ

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回路Rは、ミステリー、サスペンス作品を芝居と朗読で製作している劇団です。
メンバーの活動や、稽古日誌、公演後記などを綴っています。
2023年10月より金田一耕助シリーズ「不死蝶」にて、有観客での舞台公演も再開いたしました。

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日暮里にある小劇場D倉庫で、一徳会の公演『インヴィジブル』を観てきました。

一徳会は横溝正史のミステリーを舞台化し続けている劇団。

こりゃあ、回路Rとしては観に行かねばなるまい!



原作は『湖泥』
金田一耕助ものの短編です。

オープニングは雰囲気があって良かったですね~。

怪しげな雰囲気の男がぼそぼそと(しかし巧みな話術で)背景を語り出すと、急傾斜の装置上に何やらセクシーな女がふたり登場。

下着もあらわに妖しく絡み合う女…
が、それにはかまわず、さらに男の語りが続き、金田一耕助登場。

異様な緊張感の中、オープニングの雰囲気そのまま芝居は進んでいき、役者のセリフ回しも異様なトーンだし、とにかく雰囲気、世界観を大切にしていましたね。

シンプルな展開で物語と演技を見せる芝居とゆーよりは、「演劇」だの「舞台芸術」だのって言葉がまず頭に浮かんでくるような、演出が前面に出ている感じ?

犯人vs金田一のクライマックスで、犯人役のテンションとセリフ回しは圧巻でした。



うーん…

うずうずしますね。
回路Rも横溝やりたいっ!!

一昨年、角川に横溝正史の『七つの仮面』と『車井戸はなぜ軋る』の申請を出して、いまだ返答なし…

その間に海野十三の『赤外線男』『鬼仏洞事件』『什器破壊業事件』『地中魔』、夢野久作の『殺人リレー』『青ネクタイ』、蘭郁二郎の『魔像』『鉄路』『睡魔』、森本克己の『よみがえるアブラ男』を手掛けてきましたが…