父子家庭ながら11歳の息子を省みずワーカホリックなサラリーマン、天知茂が我が子が余命3ヶ月と知り会社を辞めて息子に寄り添うという難病物で倉本聰原作、脚本の大映映画だ。橋本席亭の死の直後に死と向き合う主人公の映画は厳しい。映画の後で寒空はだか先生と逢う。先生はこれから映画だ。あっしに手を合わせて見送るはだか先生、あっしがまるで橋本席亭を送る導師のように思っていやーがる。