歌舞伎座夜の部の前にTOHOシネマズ日本橋で新作映画を2本見る事にした。本作は異人たちの夏のリメイクだ。オリジナル作品と変わっているのは主人公がゲイになっている事だ。あっしは必ずしもゲイを否定する者ではないが毛むくじゃらのおっさん二人が裸で絡み合うシーンは好みではない。美しくも何ともないのだ。それと山田太一の原作が素晴らしいのは舞台を浅草に設定した事だ。山田太一は本作のみならず終わりに見た街でも現代から過去にタイムスリップする舞台た浅草を使っている。本当に浅草という街は現代と過去が表裏一体になっていて酔っぱらうと間違えて過去の街に行ってしまう。そんな不思議な街なのだ。それをロンドンを舞台にされてもねえ。てな訳で本作はまるで評価出来ません。