緑魔子は好きではない。そもそもタイプではないな彼女が出演する映画はほとんどが成人映画だったので公開当時未成年だったあっしには見る事が出来なかったのだ。本作もそんな映画だと思っていたら違った。貧民街に育った緑魔子がサーカス団に入り空中ブランコのスターとしてデビューする直前に運命に翻弄されて次々と悲劇に襲われるがそれでも健気に生きて行くという物語を渡辺祐介監督が切れ味鋭いシャープな演出で見せる見せる。今回の東映現代劇特集はあっしにとって渡辺祐介監督を再評価する事が出来た。ザ、ドリフターズ喜劇だけの人じゃなかったんだ❗