東映現代劇のエースとして数多くの作品で主演はしていたがブレイクしていなかった高倉健が本作で人気沸騰して東映のエースどころか日本映画のエースになった記念すべき作品だ。やくざ路線初期の作品なので全盛期のヒーローのように最後の殴り込みで一人で何十人も斬るんではなく少人数しか殺さないのがリアルだ。流れ者のやくざ、中村錦之助の娘役が子役の頃の藤山直美だ。