アメリカインディアンのオセージ族の居住地から石油が出てオセージ族全員が大金持ちになる。その資産に目を付けたロバート、デ、ニーロが慈善家の振りをしてオセージ族を次々と殺していくというアメリカ合衆国の黒歴史を映画化した作品だ。いわばアメリカ版福田村事件と言える。しかし福田村事件のような後味の悪さが無いのはマーチン、スコセッシ監督がこの事件と真摯に向き合っているからだ。福田村事件は作り手の邪な心が見えてしまっているのが嫌だった。3時間40分をまるで長く感じさせなかったのはマーチン、スコセッシ監督の腕だ。お見事❗