あっしが25歳で桂サンQを名乗っていた大阪時代に梅田東映で見た。インポになった四代将軍、徳川家綱の為に大奥にソープランドを造るというお馬鹿なポルノ時代劇で愛のコリーダで本番をやり有名になった松田英子主演。まるであっしの落語のようなお馬鹿な話を関本郁夫監督はいつもの如く暗くて重い物語にしてしまう。松田英子に将軍のお手が付き出産と思ったら産まれた子供は被差別部落民、志賀勝の子供でこれが六代将軍、徳川家宣になるというのが落ち。関本郁夫監督は自分が差別されてきたせいか差別される者に肩入れし過ぎる。あっしも随分差別されてきたけどあっしは根に持たないタイプだよ。もう少しカラッと生きられないかねえ。