田宮二郎の新聞記者が日本に蠢くCIAのスパイを告発しようとする作品だ。悪いのは謀略を仕掛けるアメリカで北朝鮮は被害者という視点で描かれている。確かにこの時代は中国や北朝鮮は素晴らしい国って信じられていたからねえ。山本薩夫自身もこの頃北朝鮮の映画、千里馬の製作を手伝っていたから仕方ないが今見ると滑稽だね。