本作を公開時に見てそのスケールの大きさに驚いた。それまでは各映画会社のオールスターだったのが本作は映画会社の枠を越えてか邦画各社の看板スターが顔を揃えているのだ。しかも内容がこの国の政財界がこうゆう風に動いているとわかりやすく教えてくれる。正に社会派エンターテイメントだ。そしてラストシーンの先見の明はどうだ❗本当にその通りになったのに驚かされる。本作をスタートにして金環食、不毛地帯、戦争と人間と山本薩夫は社会派エンターテイメント大作を次々と見せてくれた。豪華スター陣の中で西村晃が嫌になるくらい巧いのも言って起きたい。220分の超大作があっという間だった。