10年以上前に前進座で観たがまるで覚えていないからつまらなかったのだろう。しかし今日観たら面白かった。演劇集団としての前進座の低迷と歌舞伎の役者の層の厚さ、特に松本幸四郎と中村勘九郎去年の佃の夜嵐に続いてがっぷり組んだ演技合戦に痺れた。しかし会津部屋の人間が悪役になるのは戦前の維新派が正しくて佐幕派が悪という歴史観だね。そこには抵抗があるんだが。