高倉健、池部良の昭和残侠伝シリーズ最終作だ。実録やくざ路線に追われて着流しやくざ映画は人気を無くして高倉健、池部良の二枚看板だけでは足らずに鶴田浩二、安藤昇、北島三郎までゲスト出演させたがそれでもヒットせずにシリーズは終わりになってしまった。このシリーズに出演する時に池部良は自分の役は毎回必ず死ぬ事を条件に出したというが本作だけは高倉健と共に最後まで生き残った。