大正末期に起こった印刷会社の労働争議を描いた作品。労働者が会社側や警察に弾圧されてばかりなので最後まで救いの無いのが見ていて辛い。これがやくざ映画だったら最後に高倉健が強欲な印刷会社社長を斬ってすっきりするんだが。あっしにとって情婦女優のイメージが強い日高澄江が不撓不屈の女闘士役で主演している。