この作品が良かったのはここまでだ。この後日活が倒産してしまったので全4部作が出来なくなり、といって作品を途中で止められもしないから次の3部を完結編という事にしてしまった。しかもその完結編は予算が縮小してその予算の大部分をソ連軍の協力でのノモンハン戦争に費やしたのでドラマ部分の情けないの何のって。気の毒なのは和泉雅子だ。本作にチョイ役で出ているが山本薩夫監督には次の3部は君が主役だからと言われていたのが完結編では主役どころか役がなくなっていたのだから。映画が中途半端で終わってあっし的には消化不良だから原作を読んだら原作も東京裁判まで描く予定が映画同様変な終わり方をしていて余計ストレスを感じてしまいましたとさ。めでたくない。めでたくない。