いきなり帝国劇場で座長公演をしている山田五十鈴の楽屋でのインタビューから始まる斬新な脚本は早坂曉だ。しかもインタビュアーは山川静夫で山田五十鈴が瞽女の解説をしてから物語が始まる。瞽女、中川三穂子の復讐だ。山田五十鈴と中川三穂子の津軽三味線の合い挽きが見事、敵役が岡田英次と大物なのも良いし蔵原惟善監督の光と影の演出がキレッキレでとにかく素晴らしい。お見事でした。