大映の水戸黄門は水戸黄門が長谷川一夫、助さんが市川雷蔵で格さんが勝新太郎の豪華版だ。しかも天下の二枚目、長谷川一夫に老け役だけでは申し訳ないと若きアイヌの酋長と二役、そう水戸黄門が海を渡った先は北海道なのだ。アイヌと松前藩との戦いはまるで西部劇のようだが肝心のストーリーがまるで面白くない。今回のラピュタ阿佐ヶ谷のモーニングショーチャンバラ映画特集は林家木久翁師匠のセレクトだがそのセンスの悪さったらありゃしない。弱ったもんだ。