こちらはまだ見られた。中村橋之助の次郎冠者は中村勘九郎の完全コピーでしっかりと稽古の成果を見せていたし抜擢された中村橋吾の高足売りは大健闘の好演だった。ここでも観客が駄目だ。この演目は下駄を履いてタップダンスを踊るのが見せ場なんだがそもそも観客がタップダンスを知らないから普段は拍手が来るところで盛り上がれなくてあれでは中村橋之助が気の毒だ。浮き世の義理で歌舞伎を観るのは辛いね。終演後は我が愛しのドルシネア姫と焼肉大和に行きました。日光湯元温泉での稽古から始まって長い一日でした。