息を飲むような美しいショットの連続だ。しかし物語はそれとは真逆でこれでもかとばかりに人間の愚かさと悪意を見る者に押し付けてくる。こんな松竹映画も珍しい。川端康成原作、中村登監督、岩下志麻主演で昭和44年度作品、立川ワシントン17歳の時に多分新宿松竹で見たんじゃないかしら。ラストシーンで高雄で土器投げをする岩下志麻が凛として美しかったです。そういえばまだ高雄には行った事が無かった。一度行ってみよう。