Tジョイ博多で岸辺露伴ルーブルに行くを見るつもりだったがこの映画、予告編を見てもどんな映画かがまるで伝わらない。それなら予告編で見て面白そうだったこの映画にしようと思ったのが正解だった。いや面白いの何のって。人形が意思を持って殺人マシンになるのはチャイルドプレイという先行作があるが本作はそれ+AIの暴走が加わっている。それもあっしが60年前に見た東映映画、サラリーマン一心太助で既にコンピューターの暴走を描いているからストーリーに新しさはないがそれでも楽しめるのは脚本と演出の素晴らしさだ。途中でミーガンが髪漉きのお岩さんみたいになるシーンにはゾクゾクしたしヒロインの危機を少女が救う展開が見事です。そういえば昔チャイルドプレイを見て刺激されたあっしがそのパロディーを作ろうと考えた事を思い出した。大須演芸場の腹話術師、吉岡司の人形、これがマジで怖かったんだけど、この人形が意思を持ち殺人マシンとなって大須演芸場に出演している女流芸人を次々と殺して行く。美人演歌の坂井千春、漫談のさやか結、講談の旭堂鱗林、それに何故かひとみちゃんまで殺された。そして人形使い魔の手はお茶子の姫ちゃんに迫るのを正義の騎士、快楽亭ブラックが守るってストーリーだ。あの時代にクラウドファンディングがあれば映画化出来たかもしれないね。