これは面白かった。横浜港湾協会のドン、藤木幸夫が90歳でありながら横浜にカジノを呼ぶ事に反対して自分が育てた菅首相と決別してまで戦う姿を描いたドキュメンタリーだ。あっしの持論だが映画は悪役が強くなけりゃあ面白くないが本作は90歳の老人がたった一人で国家権力と戦うんだからしびれます。それにこのハマのドンが魅力ある人なのよね。あっしは本を読んでこの人がカジノに反対するのは博奕の上がりが外国資本に流れるのを反対しているのかと思ったらそもそもギャンブルが嫌いだったんですね。横浜市長選最終日のドンのセリフ、この選挙は俺と菅の喧嘩なんだ。そして選挙に勝った後のセリフ、菅は辞めなきゃしょうがないだろう。本当に菅首相は辞めちゃったんだからハッピーエンド好きのあっしにはたまらない映画でした。ラピュタ阿佐ヶ谷のレイトショーに行く時間がなくなっちゃったけと本作でお腹一杯になったから良いや。