あっしが子供の頃、黄色いサクランボというちょっぴりセクシーな歌を歌うスリーキャッツという三人娘のコーラスグループがあった。本作はそのスリーキャッツのデビュー迄の物語だが本物のスリーキャッツではなく九条映子、有沢正子、中圭子の松竹若手女優が演じているがこの三人が揃って大根な上に脚本、演出が素人臭くてせっかく男優に伊藤雄之助、杉浦直樹、美輪明宏の名優を揃えながら退屈な作品になってしまったのは実にもったいない。