落語会諸団体は落語家希望者の年齢制限をしているがあっしはそれには反対だ。あっし等落語家はスポーツ選手じゃないんだから落語家になりたいという好奇心、向上心、チャレンジ精神を年齢を理由に拒んではならない。伊能忠敬の例だってあるんだから。だから先日の道楽亭での打ち上げの帰りにあっしを待ち伏せして弟子入りを迫った岡田君を即断ったのは彼の年齢が51歳だったからでは断じてなく、あっしが彼を一人前に育てる迄長生き出来る自信がないからだ。実際去年の秋から毎月のように親しい友が死んだらどうしても自分の死を身近に感ぜざるを得ない。そこで今週末29日の上野広小路亭での毒演会はサブタイトルを生と死、としで死の恐怖におびえながら必死に生きようとあがく人間ドラマを描いてみたいと思う。先ずはあっしのSMの友であった市川左團次丈の思い出をかたる俺が噂の左團次だ。それに戸塚ナースからのリクエストの死神、以前このネタを演った時はあっしらしい落ちを思いつきネタ自体にはあまり興味がなかったが今回は本寸法に演じてみたいと思う。先日シネマベーラ渋谷で見た幽霊繁盛記では有島一郎が死神を演じていたがあっしは天本英世のイメージで演じたい。そして死の恐怖に直面した男がどうやってそこから脱出出来るかを描いたスリルとエロスに満ちた山田洋次作まむしトリの一席はお約束の居残り佐平次幕末太陽伝幻のラストシーン篇の中身の濃い四席です。乞うご期待‼️それでは稽古の為に休暇村館山に落語合宿に行って来ます👋😃