今回の国立映画アーカイブは女性映画人特集で本作は橋田壽賀子脚本作品、獣医師の笠智衆には三人の娘がいる。長女の津島恵子はしっかり者、次女の淡路恵子は姉の物を直ぐに欲しがるわがままで三女の美空ひばりはお茶目で歌が上手い。そんな家庭に起こった婚約騒動を描いたほーむどらまだ。後の橋田壽賀子ドラマのように女ならではの細かい感情の機微をしっかり描いて涙あり笑いありの秀作で望月優子が意外や見事なコメディリリーフを勤める。映画はこうでなくちゃあいけない。人間がしっかりと描かれていないとね。そこがまるで駄目だったんですよ、仕掛人藤枝梅安は❗しつこくてドーモすいません。