ホテルに荷物を預けて名古屋駅構内のドトールで今年の初コーヒーを飲む。それからウインズ名古屋で中山競馬場のメインレースに贔屓のメイショウムラクモが出ているので応援馬券を買う。1年1ヶ月の休み明けが嫌われて10番人気だ。本命党のあっしが人気薄の馬を買うのは珍しいがあっしの競馬は基本好きな馬を買う。それがブラック券法だ。痴かし師匠は違う。彼は馬券を当てる事が目的で配当金はどうでもいい。だから万馬券を当ててもその馬券を惜し気もなくあっしにくれたりする。つまり競馬を知的ゲームとして楽しんでいるのだ。疫病神なかジーは競馬を読めた向こう10年はまける事はないと豪語している。それはいいが彼の悪い癖は自分の予想を他人に押し付ける事だ。去年迄のあっしはそんななかジーに腹を立てたが今年からそんな傲慢さもなかジーの個性だと許す事にした。今年のあっしは優しい愛につつまれて、おっとこれは17年前にあっしがヒロイン役で出演したホモ映画のタイトルでした。