あっしは山田洋次監督の落語はリアリズム芸術である。という言葉を座右の銘にしていり。しかし一発のオマンコを演じて不思議な事に気が付いた。いつの間にかネタと遊んでいるのだ。リアリズムに登場人物を演じている快楽亭ブラックを俯瞰で見ているもう一人の快楽亭ブラックがいるみたいな。リアリズムを超えた新しい光景だった。面白かった。来年はネタと遊ぶ事を優先して落語を語ろうかな。終演五にお客さんから前半泥棒ネタが続きましたが今日のテーマは泥棒ですか❓と聞かれた。違います。今日のテーマは師走名作選です。今までは一発のオマンコ、文七ぶっとい、川柳の芝浜、怪獣忠臣蔵の四席が師走四大名作だったのが近年これに塩原多助一代記と鼠小僧蜆売りが加わってその内三席を演ったのです。