松本清張原作の映画化作品で小林桂樹のサラリーマンが殺人事件の容疑者の無実を証明出来る立場にありながらそれを言うと自分と部下の不倫がばれるので偽証したが為に因果応報で自分が殺人事件の容疑者にされてしまうという
物語だ。小林桂樹は生涯真面目なサラリーマン役を演じてきたが三度だけ悪い役を演じている。本作と親友の妻と不倫のすえにその妻を殺してしまう女の中にいる他人、池内淳子が殺人犯と知りながら彼女の肉体目当てに見逃す刑事役のけものみちだ。普段真面目な小林桂樹が演じるからこそ意外性がある。