渡瀬恒彦、西郷輝彦の二人の服部半蔵が松平伊豆守、成田三樹夫に仕える甲賀忍者、緒形拳と戦うという時代劇だが画面が暗くて見辛いしストーリーが分かりにくい。あっしはATG作品かと思ちゃった。時代劇の魅力は悪人をやっつけた時のカタルシスだが緒形拳がやられても成田三樹夫がやられても何も感じない。集団抗争時代劇の名匠、工藤栄一監督の唯一の失敗作だ。1980年作品だが新世界東映はこんな新しい作品を上映しては駄目だ。1950年から60年、70年代の作品だけを上映して欲しい。