日本映画史に残る名作だ。山崎豊子原作、橋本忍脚本、山本薩夫監督とそろえば面白くならない筈がない。田村高広は大学内の出世争いに興味なくただ純粋に医学を極めようとして主人公と対立する医者役だ。惜しいのはこの作品主人公が起こした医療ミスが裁判になるがその裁判で正義が通らずに主人公が勝ってしまうのが現実を写して格好良かったのに読者から結末に対する不満の声が高くその声に合わせて主人公がガンで死ぬ続白い巨塔を山崎豊子が書いてしまった事だ。それじゃあ古典的な因果応報のドラマに堕ちてしまって面白くなくなるのに❗