昭和18年夏、北太平洋のキスカ島に残された5200人の兵士を救うべく三船敏郎率いる艦隊が出撃するという物語。敗色濃厚な昭和18年に日本軍が成功した唯一の作戦を描いた戦争映画だ。公開時映画館ではエンドマークが出ると拍手が起こったという。太平洋戦争を描いた映画は全て悲劇だったのだから日本人はハッピーエンドの戦争映画に飢えていたんだろう。ちなみに今日も映画が終わると拍手が起こった。57年たっても日本人の気持ちに変わりはないか。女優が一人も出ていないのも珍しい。