今日はラピュタ阿佐ヶ谷で日活映画を3本見る。本作は日活ニューアクションの旗手、澤田幸弘監督のデビュー作で渡哲也主演だ。しかし渡哲也のスケジュールが数日しか空いていなかったので藤竜也、岡崎次郎、沖雅也といった若手俳優の出番が多くなっている。安藤昇に言わせると東映やくざ映画と違って日活やくざ映画はやくざを良く知らない脚本家が書いているので現実にはあり得ない設定が多いそうだ。本作でもいくら大組織に命令されたからってやくざが自分の組の先代親分を殺すなんて❗あっしが柳家小さん師匠を殺すようなもので絶対にあり得ない。日活ニューアクションは藤田敏八、澤田幸弘、長谷部安春、小沢啓一の4人によって作られたが今回の特集ではその内3人のデビュー作はやるがあっしに一番好きでデビュー以降としても一番面白い小沢啓一監督の大幹部、無頼を上映してくれないのは寂しい。