こちらは蔵原惟義監督のデビュー作だ。横浜でレストランをやりながら一年前にブラジルに渡った兄からの連絡を待つ元ボクサーの石原裕次郎が人生に絶望した女、北原三枝と出会ってという日活お得意のムードアクションの傑作でまだ無名の頃の杉浦直樹がギャングの一人で出演していた。