公開時に見た時は本作を馬鹿にしていた。突っ込み処がたくさんあった。本作の評価が変わったのは原作を読んでからだ。原作の酷いの何のって、これが松本清張かと呆れ返った。この酷い原作を感動的な映画に変身させた脚本、橋本忍。監督、野村芳太郎。音楽、芥川也寸史は凄いなと心の底からリスペクトした。3年前に秀次郎と小倉城の平成中村座を観に行った時についでに松本清張記念館に寄ったら貴方の好きな松本清張作品はというアンケートで断トツ1位が砂の器だった。こいつらみんな原作を読んでいないなと思った。