鶴田浩二の週刊誌記者が連続殺人事件の謎を追ううちに偽札造りグループを突き止めてという物語。脚本が悪いのか演出のせいかストーリーがしっくりと入って来ない。鶴田浩二とカトレアの女、佐久間良子の関係もなんだかさっぱりわからないし、石井輝男監督が松本清張の原作を前にして気取ってしまい、いつもの自分を出さなかった分面白さに欠ける作品になったと思う。