主人と共に敵討ちの旅をする下郎の田崎潤が偶然敵を討ってしまい敵の息子から敵と狙われる事になる。主人は保身の為に下郎を敵に渡してしまうとお伊藤大輔お得意の時代劇悲劇。新東宝の名物老女優、五月藤江が梅毒で鼻欠けの三味線弾きを演じているあたりがリアリティーにこだわる伊藤大輔の真骨頂だ。