今週から新世界東映は千葉真一追悼特集で今週は深作欣二監督のデビュー作2本立て。何故デビュー作が2本かというとこの時代一本分の予算で短編を2本作る事がよくあって、本作も風来坊探偵シリーズというよりも姉妹篇というほうが正確だろう。最近本作を評価するむきがあるがあっしに言わせると当時大ヒットしていた日活の渡り鳥シリーズのパクリで、向こうがカラーななこちらは白黒の短編、向こうが人気絶頂の小林旭と宍戸錠なのにこちらは新人の千葉真一と曽根晴美、この二人が一生懸命小林旭と宍戸錠を真似るのが見ていてたまらなく気恥ずかしくなる。という訳であっしは本作をまるで評価しない。