ついでに荒木太郎監督について書こう。荒木太郎は最初ポルトガル男優から監督になった。監督としてのセンスはある。今回のローマの休日のパロディは公開中止になったが依然作ったタイトルは忘れたがシックスセンスのパロディは実に見事であっしを唸らせた。但しあっしとの相性は最悪だ。あっしが初めて彼の監督作品に呼ばれたのは黒下着の甘い香りという映画だった。この映画の撮影中、あっしは転んで左上腕部粉砕骨折で1ヶ月入院した。荒木太郎は用心深く撮影前にスタッフ、キャスト全員に保険を掛けていて、あっしも別に傷害保険に入っていたので結果的にあっしは保険金太りしたのだが荒木太郎はこの時大蔵映画があっしに見舞金を払わなかったことを申し訳ないとあっしに脚本を書く事を薦めたポルノ男優のギャラは日給で1日2万円だが脚本は1本10万円だからと。