子連れのサラリーマン、芥川比呂志は女医の高峰三枝子と結婚するが彼女は実家に入り浸りで子供の世話をしないというお話。松竹の実力派、川頭義郎監督の秀作でラストシーンに流れる木下忠司の音楽にほっこりさせられる。芥川の妹、高峰秀子が見合い相手の大木実と寄席に行くシーンで三遊亭金馬師匠が得意の居酒屋を演じているのが嬉しい。あっ、あっしが金馬師匠って言ってるんだからもちろん先々代の金馬師匠ですよ、念のため。