ラピュタ阿佐ヶ谷のモーニングショーで見た。シリーズ最高傑作にしてマキノ雅弘監督のベスト1でもある。善意の男たちと女たちのドラマの心地好いの何のって。これぞまさしく理想郷、ユートピアなのだ。ユートピアったってゴムパッチンじゃないよ。女流講釈師の一龍斎貞寿は先日本作を見て、次郎長一家最高❗いつか次郎長物を演りたいと感動してブログに書いていたが、最高なのはマキノ雅弘監督が描いた次郎長一家であって、我々が知る清水の次郎長の物語はあくまでも次郎長側から見た東海やくざ抗争史で負けた方、猿屋の勘助や保下田の久六、都鳥の吉兵衛には彼らなりの正義があったという事だ。あっしは森の石松、鉄砲玉説を唱えているのだが。映画の後は沼袋の中乃見家で寿司と酒、幸せな一日でした。