九州の閉山になった炭坑で実際にあった泥棒村を描いた結城昌治原作の小説の映画化で渥美清主演。喜劇の得意な野村芳太郎監督作品らしく楽しめる一篇だ。公開当時あっしは16歳、堀越高校1年生だった。今見直すと渥美清の性格があまりにも自己中心的で抵抗をかんじてしまう。