2021年の初映画は早稲田松竹の小津安二郞監督特集だ。本作は小津安二郎の遺作だが今まではこの映画のコミカルなところばかりを面白く見てきたが今回見直すと自分の死を意識しているのか、老いの無惨さが強調されている。この時の小津安二郎は60歳、あっしは68歳だが階段を上る時に息が切れるようになったくらいでまだまだ青春ど真ん中だ。