スパイの妻の汚名を着せられながら凛として生きる原節子を描いた黒澤明監督作品。黒澤明作品としては面白くない。原節子がノーブラで乳房が揺れるシーンがあり初めてこの女優に性をかんじた。他では孤高の学者役、大河内伝次郎の風格、特高刑事、志村喬の憎々しさ、百姓夫婦、高堂国典、杉村春子の存在感がすばらしい。国立映画アーカイブの原節子特集で見た。