誰が何と言っても本作日本人の戦争映画ベスト1だ。脚本の須崎勝弥、監督と松林宗恵共に戦争体験者の二人による戦死した者達への鎮魂歌だ。最後の出撃の前夜、恋人の津島恵子と共に時間を過ごす木村功が、もう3時間しかない。と言うと津島恵子が私のと合わせて6時間あるわ。この優しさに泣かされる。初めて見た時も感動したが、自分にとって死が身近に感じられる今見直すと命の重みが更に強く感じられる。限りある命なんだから日々稽古に励みたいのにあいつ等のせいで余計な事に時間を割かなくてはならない。腹のたつ奴等だぜ、全く。終映後は巨乳悪女と吾照里で映画と裁判をネタに激しく飲む。後は何だかわかりません。ただ久しぶりに熟睡出来ました。