角川春樹監督作品らしく石坂浩二、薬師丸ひろ子等角川映画ゆかりのスターが顔を揃える。見処はそれくらいだ。歌舞伎も観たことがなけりゃあ、落語も聞いたことがない。ちゃんとした時代劇映画も知らず忘八武士道を本当だと思った無学無知な馬鹿作家が自分は頭の中で作った、つまりバーチャルリアリティーの江戸の物語で歴史上に実在した我々が知っている江戸の物語ではない。時代考証も風俗も全て出鱈目、物語も薄っぺらい。こんな馬鹿作家の書いた小説に感動して映画化する角川春樹も相当おかしい。あの人は元々おかしいか。全編酷いが一番呆れたのが吉原で一番の花魁が大阪弁をしゃべるんだぜ。花魁の出身地を隠す為の廓言葉をしらんのか！今年のワースト1はきまりだな。かつて東映時代劇という素晴らしい夢を大量生産した東映がこんな悪夢を生産するとはあちきは嫌でありんす。