怪談映画の名匠、中川信夫監督の代表作の一本。憲兵で中国のスパイの天知茂はスパイの積み重ねを部下の中山昭二に擦り付けて死刑にし、その妻の久保菜穂子を犯してしまう。中山昭二そっくりの弟が兄の無実を晴らそうと憲兵になってという物語。ラストの墓場で天知茂が幽霊に責められるシーンが見せる。