アメンバーの皆さんは知ってるって方も多いでしょうが。
風音飛空鳥は剣術を学んでいます。
そして、その稽古の最中で一人の良き弟子を持つに至りました。
で。最近ずっとに悩んでいた事があって、今日それを話そうと思い、稽古を兼ねて俺の弟子こと銀君を呼びました。
話そうと思っていたのは…銀君の卒業。
銀君との出会いは5年ほど前の合同稽古の時。
たまたま、俺が指導する生徒のグループの中に銀君がいて、そこからなんか色々と気があってしまい、気づけば弟子として、俺の元で修行に励んでた。
…で、俺の元で稽古を初めて3年になるんだけど。
技術面で教えることなくなっちまったい。
本来だったらもう2年くらいかかる予定だったんだけど…なんせ銀君の技術吸収が良すぎて、頭の中で描いていた計画の大体5分の3程度で終わっちゃったよ…。
と、ここで今まで銀君に教えてきた事を思い出すと、まだまだ内面的な事が伝えきれていないし、そう言う意味では銀君まだまだかなり危なっかしいし…。
けど、このままズルズルと師弟関係を続けていても銀君のためにならないと判断して、あと2年という期限を付けることに。
流石に俺も2年間で総てを伝え切れるとは思っていない。
なんせ、俺が師匠の元で学んだのは15年。
伝えきれないのは当然である。
ま、けど区切ったけれど迷った時はいつでも戻って来い、とも告げた。
ちょっと戸惑ってたけど、銀君も納得してくれた。
この師弟関係はとりあえず、あと2年。
時間の許す限り、俺の手で素敵な剣士に育てたい。