医学部浪人の苦悩 | 女医ママ☆小学校受験→中学受験で御三家へ進んだ子どものこと、受験のこと、育児などの記録。

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子どもの小学校受験・中学受験を経験したワンオペママです。超早生まれだけど御三家とよばれる中学に入学した娘のことや、下の子達のこと、自分のことなど、慌ただしく過ぎていった日々の記録と自分の考えなどを少しでも形に残したいと思っています♪


私は高校卒業後、

医学部を目指すことにして上京し予備校に通った。



いま思い出しても、浪人時代は辛かった。。。


全く勉強ができない。

授業が理解できない。

先が見えない不安と孤独でいっぱいだった。

よくわからないけど、できそうなことを少しずつ
やっていった。


時間が経つにつれて友達も少しできたが、
同時に友達がいるデメリットにも気づいてしまった。

皆、不安だし孤独だから誰かといると紛れる。
時間があっという間に過ぎてしまう。

時間がもったいなかった、と後から後悔する。

この繰り返し。

私は敢えて人付き合いを最小限にして

孤独を選んだ。







医学部浪人は多浪が多い。

偏差値30から出発した私は結局1年では無理だった。

しかし、

1次試験(学科試験)をクリアできた学校があり

もしかしたら、あと少し頑張れば受かるかも

しれないと思ってしまった。

医学部志望のクラスだったので

周りに多浪生が普通にいたことが、

2年目のハードルを低くしていた。



医学部浪人のつらさは、

あとに引けなくなること。

である。

自分を含め、そういう浪人生をたくさん見てきた。

ここまでやってきたんだから、とか

親にしめしがつかないとか。


実際、

一時期問題になったが、例えば

1浪だと−10点、2浪だと−20点、3浪−30点
さらに、女子だと−20点みたいな

年齢、性別による減点も身をもって実感した。

なので年月をかけて成績を上げても、

なかなか合格できない。

アリ地獄だった。

いまもその減点システムがあるかはわからない。




医学部浪人をしていて

あとに引けなくなっているのか、

医学部を志望しているのか、

だんだんわからなくなる。

もしそういう状況の人がいたら私は

医学部以外を受験することをおすすめしたい。

医学部だけでは倍率が高すぎて自分の成果が

なかなか実感できない。

自分が目指すレベルと合格できるレベルの他学部

もぜひ受験してみてほしい。

成功体験をすることで、それでも医学部を目指し

続けるならより健全な状態で頑張れると思う。

他学部に進んだとしても、そこまで実力をつけた

自分を褒めてあげられるんじゃないかな。






【余談】

一昔前のことなので今は違うかもしれないが、

開業医の子は1浪でとどまることが多かった。

多少点数が足りなくても大人のチカラが働く時代。

あの子は◯◯医大に◯本で受かった、みたいな。

医学部受験の1本は1000だと社会勉強になった。









理不尽だったが、

いまとなっては貴重な人生経験の一つだった。