2020年 9月20日(2)
天使のハーモニーで思い出したが、私は若い頃、ピアノの会社に勤めていた。
戦後十年くらいの時である。
大勢のピアノやエレクトーンの先生やピアノの調律師が入社してきた。
その頃は暇で、若い社員には暇つぶし相手にされて、いろいろな話をしてくれた。
調律師曰く、
「調律は音の高さを合わせるだけでなく、それぞれの弦にハーモニーで歌わせる」
のだそうだ。
見ていると、音叉を耳に当て弦を張っている。
綺麗な和音で長く続くのが良い調律だそうだ。
素人から見れば、楽器は音が出るだけだと思っていたが…。
その部分部分にも歌わせるそうである。
中には、楽器とともに歌っている人もある。
植物にも名人があって、植木等に名前をつけて、話をしながら手入れをしている人もいるらしい。
もし、人間が天使のハーモニーで神を賛美したら、創造の神様はどんなに喜ぶだろう。
これは千年前でも現代でも同じであるが…。
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