さてこれでゲーム関連のお話は最後となります。
皆さんにはカードを引く場面がありました。
4種類のカードがありましたが、皆さんがよく引いていたカードのお話です。
このカードはある種の情報を持っていました。
この情報は皆さんしか知り得ない情報。
この情報の中では別の方にも影響のある情報がありましたが、
基本的にはその情報はその引いた人しか知り得ない情報でした。
この情報を見て皆さんはそれぞれの判断をしてゲームを進行されていたかと思います。
さてこの情報です。
あのゲームではカードを引けば情報を得られた。
しかし、今、私たちが生きている現実ではカードを引くように情報は得られません。
そしてカードを引いた人だけが知る情報だけなんて事はほとんどありません。
(あなただけに特別に教えるお得な話なんて事はありますが、
これはほとんどが詐欺ですのでご注意を。)
現実世界としてこれを応用するには2つの姿勢が重要です。
1つは自分から色んな情報を取りに行く。
もう1つは自分がその情報を受け取れる自分にしておく。
前者を手技というファクターで見てみるなら、色んな上手い人の受けてみるでしょうか。
受けてみて、この方の手技にどんな特徴があるのか。
どんな点で上手く、どんな点で下手か。
これらがどんな考え方によってされているか。
どんな表現方法によってされているか。
これらを自分の体感として蓄積していく。
そして後者です。
前者で情報を得たが、自分がこの手技の表現方法が出来ないとしたら、
何が足りなかったのか。
一方、あの手技なら完璧にパクれる。
このどちらかでしょう。(パクる必要もないという論点は横に置いておきます。)
パクれたら準備が出来ていたという証拠になる。
一方、パクれなかったら自分の準備が足らなかったという事になる。
何の準備が足らないか。
これは手技という世界ではきっと小手先の準備ではないのだと思います。
さて日々、何の準備をするのか。
これが問われ続ける。
手技の世界とはそういう世界なのだと思います。