あなたは異常だと言われたらどんなリアクションを取るだろうか。
人間関係について、心理学、精神医学、コミュニケーション論などの観点から
いくつかの典型的なパターンがあります。
1. 極端な精神的距離のバグ(心理的・行動的特徴)
① 境界線の喪失(過剰な依存と巻き込み)
相手と自分との「適切な距離感(パーソナルスペース)」が分からず、
極端に踏み込んでしまう事例です。
出会って間もない相手に対して、まるで長年の大親友や恋人のように振る舞う。
相手の都合を無視して毎日何十件も連絡を入れ、
返信が遅いと「見捨てられた」と激しく怒ったり、逆に過剰にお世辞を言ったりする。
② 感情の完全な遮断(過度な回避・孤立)
人との関わりを徹底的に避け、他者に対して完全に冷淡である事例です。
家族を含め、他人に全く興味を示さない。他人が自分を褒めても、あるいは非難しても、
感情が一切動かない。孤独であることを寂しいとも思わず、終始一人でいることを好む。
2. コミュニケーションの双方向性の欠如(発達・認知の特徴)
③ 一方的で文脈を無視した関わり
相手の反応や場の空気を読まず、自分のルールや関心事だけで関わろうとする事例です。
相手が退屈そうにしていたり、困惑していたりしてもお構いなしに、
自分の好きな話を何時間もマシンガントークし続ける。
また、「太った?」「その服似合わないね」など、思ったことを脳内でフィルターにかけず、
そのまま口に出して相手を傷つける。
④ 激しい猜疑心と被害妄想
他者の親切や何気ない言動を、
すべて「自分をおとしめるための罠だ」と解釈してしまう事例です。
同僚が「手伝いましょうか?」と声をかけただけで、「自分を無能だとバカにしている」
「仕事を奪おうとしている」と激怒し、敵意をむき出しにする。
3. 他者を「道具」としてみなす関わり(社会的・倫理的特徴)
⑤ 支配・コントロールと搾取
他者を対等な人間としてではなく、
自分の利益やプライドを満たすための「道具」として利用する事例です。
自分の目的を達成するために、嘘や甘い言葉で他人を巧みに操る(マニピュレーション)。
相手が傷ついても罪悪感を一切持たず、利用価値がなくなれば平気で切り捨てる。
以上の5つのパターンできっと私を含めて皆さんは
何らかのパターンに合致したものがあったのではないでしょうか。
つまり、皆さんはある意味では異常なのです。
しかし、皆さんが本当に異常かと言われると、きっとそうではないでしょう。
何故なら、仕事をしてお金を貰えているから。
ほんとに異常だときっと貰えない状況になってしまうからです。
何をもって「異常」とするかです。
心理学や医学において、
これらが「異常(診断名がつくレベル)」とされるかどうかの基準は、主に以下の2点です。
①持続性: 一時的なストレスによるものではなく、
幼少期や青年期から長期にわたってその関わり方が固定化している。
②社会的な機能不全: その関わり方のせいで、仕事が続かない、離婚を繰り返す、
警察沙汰になるなど、本人や周囲の人生に深刻な不利益が出ている。
私たちは何らかの異常の萌芽が必ずある。
この萌芽を萌芽のままでコントロールしたり、
意識的にこの異常を使う場面と使わない場面を分け、
今まで使っていた場面で使わないという選択肢を選んだりすることが出来る。
このような自制的な行動が出来れば、今までとは違う流れが出て来るのでしょう。
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